【旅行記】「電車で道の駅巡り㏌岩手(1)」

 今回から岩手県の道の駅を電車で巡ります。


岩手県PRキャラクター「わんこきょうだい」です。

国内漆生産量日本一を誇る漆を使った漆器に、

岩手の地域ごとに代表する食材が盛り付けられています


■ JR東北本線とJR釜石線沿線の道の駅


今回はJR東北本線とJR釜石線の道の駅を電車と徒歩で目指します。

※ 東北新幹線の路線図は省略しています。

上図の1番は道の駅「平泉」、
2番は「石鳥谷」、
3番は「みやもり」、
4番は「釜石仙人峠」です。

では、順にご紹介していきましょう。


■ 道の駅平泉


道の駅「平泉」は西磐井郡平泉町にあります。

松尾芭蕉の有名な俳句「夏草や 兵どもが 夢の跡」はここ平泉で詠まれたものだそうです。


JR東北本線平泉駅から約15分ほどかかりますが、世界遺産のまちだけあって

街並みに風情があるので景色を見て歩くのも楽しいですよ。


なぜか正面玄関からの写真を撮影していなかった。


売店には農産物のほかにも中尊寺のお土産もありました。

金色堂のある平泉の道の駅だけあって、道の駅スタンプのインクも金色でした。


県南エリアはもちが名物なので、こちらでずんだもちを買いましたが、

写真を撮り忘れたので平泉駅前の世界遺産の駅らしい趣あるポストをどうぞ。

駅前の珍しいポストを撮影していると買ったものを撮り忘れるシステムらしい。

福島から旅行記をご覧いただいている方はそろそろお気付きかと思いますが、
本来旅行記といえばご当地グルメの映え写真がメインのひとつになるところ、
このブログの旅行記では撮影し忘れてほぼ出てきません。
こいつは旅行先で空気を吸って帰ってきたのかというくらいグルメ要素が薄い。

これは私が普段は食べ物を撮影する習慣があまりないため、
旅行先でも撮り忘れてしまうことに加えて、
空腹のときは写真を撮ることをそっちのけでまず食事にありつきたいという
食い意地の張った性根のためです。
(「待て」ができる犬は賢い)


…というわけで、当ブログの旅行記のメインは絶景写真でもグルメ写真でもなく、
微妙な角度から撮影した道の駅の外観(これすら撮り忘れることもあるが)と、
こんなもの撮るんだったらもっと他に撮るべきものがあるだろと言いたくなるような
道すがら見つけた珍奇なものの写真です。

この購入品の撮影忘れも、旅行記を書き進めるにつれて少なくなっていきますので
(なくなるとは言っていない)、今しばらくお待ちください。



■ 道の駅「石鳥谷」

道の駅「石鳥谷」は、花巻市にある岩手第1号の道の駅です。
JR東北本線石鳥谷駅より徒歩約17分の位置にあります。

越後、丹波と並ぶ日本三代杜氏に数えられる南部杜氏の里だけあって、
酒蔵をイメージした建物の道の駅です。
…酒蔵の文様どころか道の駅の建物すらはっきりと見えない変な写真…。
学習施設や資料館も併設されている広大な道の駅なので、
全景を捉えようとした結果がこれかもしれない。言い訳。

さすが南部杜氏の里、物産館では名産の酒がずらりと並んでいましたが、
次の日の出発が早かったので酒ではなく直売所で手作りのいちご大福を購入しました。

写真が暗いし周囲に比較できるものがないので分かりづらいですが、
ジューシーなイチゴが丸ごと入っていてとても大きかったです。
宮城のイチゴも美味しかったですが、岩手のイチゴもうまい。


道の駅の酒蔵を模した建物を撮ることに失敗していましたが、
酒蔵っぽいJR石鳥谷駅の駅舎は撮影していました。

左下のごみ箱(多分)が不満げな顔に見える…

拡大図。


駅のごみ箱じゃなくて道の駅から見える田んぼアートを撮影しろ…。


■ 道の駅「みやもり」

ここからはJR釜石線の路線に入ります。

釜石線の愛称は「銀河ドリームライン釜石線」です。


宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」は釜石線をモチーフに書かれたとされているそうで、
作品中にエスペラント語を登場させていたことから、
各駅にエスペラント語による愛称が付けられています。
これは道の駅「みやもり」の最寄り駅JR宮守駅のエスペラント語看板です。
とてもドリーミー!


「みやもり」は遠野市にあります。
道の駅は宮守駅から徒歩約10分です。


相変わらず対象がはっきりしない写真…。

遠野は遠野物語のまちだけあって、売店では河童の商品が売られていました。

商品の写真は残していなかったので、
パッケージを切り抜いて保存しているもので失礼します。

普段は道の駅「石鳥谷」で買ったような手作りのお菓子をよく購入しますが、
これは河童の絵に惹かれてパケ買いしてしまいました。
きゅうりをたくさんあげたくなります。

中身のお菓子は表面に河童が印刷されているラングドシャでした。


道の駅のそばには町のシンボルにもなっている宮守川橋梁、通称「めがね橋」があります。

かつては釜石線復興のシンボルである観光列車の蒸気機関車「SL銀河」が
走行していました。



■ 道の駅「釜石仙人峠」

釜石市にある道の駅「釜石仙人峠」の最寄り駅はJR釜石線の松倉駅で、
駅から徒歩約25分です。

「仙人」で「峠」だからどんな険しい山の中を歩くことになるのだろうと
戦々恐々としていましたが、歩道付きのフラットな道のりで安心しました。


外観をのぼり越しに撮るんじゃない。
…と普段なら思いますが、例によってここで購入したメンチカツパンを撮影し忘れたので、
代わりに商品名が目立つように写真の真ん中に来てくれてよかったです…。

…南部小麦の秘水パン、もちっとしていて美味しかったです。


秘水パンの写真がないので、道すがら撮影したメルヘンをお届けします。

道の駅を目指して歩いていると、歩道に割れたクルミが落ちていました。

なぜこんなところに?と思っていると、
道路の向かい側にカラスが…



しばらく見てみると、カラスが車道にクルミを置いていました。
車に硬いクルミの殻を割らせて中身を食べているようです。


カラスは頭がいい鳥だと聞いたことがありますが、
道具(車)を使ってクルミを割る方法を学習しているんですね。
車道で割れた後に安全な歩道までクルミを持っていって食べているのが賢い。
目の前に食べ物があるとそちらに集中して写真を撮り忘れる飛田より知能が高い。



次回は、岩手の別の路線の道の駅を巡ります。


(初回公開日:2022年02月28日 )

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