全10ページの漫画です。
こんな漫画描いてますが、蚊のことは特に好きではありません。
むしろ、かつて日本にも蔓延していた蚊の媒介する病気であるマラリアやフィラリアを
根絶してくれた先人に感謝です。
現代人が蚊の発生する季節に半袖・半ズボンで歩けるのも
過去に蚊と戦ってくれた先人のおかげです。
この漫画に学術的な正確さは期待しないでいただきたいのですが、
柑橘類の皮に含まれる成分に蚊の忌避効果があることは本当です。
果汁を絞った後で廃棄される皮を利用して虫よけを作れないかと考えましたが、
私には研究も開発もできないので、柑橘農家さん、いかがですか。
4コマ目は、蚊の高機能センサーぶりを表現するため、
サーモグラフィーカメラ風にしています。そうは見えなくてもしたつもりです。
周りのグラフも、センサーで感知した結果風グラフです。
娯楽作品なので、正確さは追及していませんのでご了承ください。
毎度申しておりますが、正確さを追及していませんので、
口吻のそれぞれの針の正式な名称と正確な形状は画像検索などで調べておくんなまし。
蚊のギザギザの針の、皮膚への抵抗が抑えられて痛みを感じにくい構造は、
注射針に応用されているそうです。
バイオミミクリーですね。
蚊は生態系を支えるだけではなく、人間の生活にも役立っています。
蚊を人間サイズに描いても、花の大きさはその倍率に合わせることなく描いています。
花も蚊の倍率に合わせて大きく描くと、広大すぎて花に見えなくなるためです。
以火救火(いかきゅうか)
=問題を解決しようとしてやり方を間違い、逆に被害が大きくなること。
「火を以て火を救う」
蚊のネーミングのボツ案。
・イチカバチカ ←第二候補だった
・オンシツコウカ ←内容に合っているけど直接的過ぎ
・ヨーコヨコハマヨコスカ ←外国の蚊なのに
・アブナイデカ ←内容と無関係だしネタも古い
・デーモンカッカ ←蝋人形にされるぞ
・オオバカ ←それはお前
現在の日本にはマラリア感染症は流行していませんが、
マラリアを媒介する蚊は生存しています。
(ハマダラカ属。その名の通り翅が白と黒のまだら模様で、
日本全土に分布している。)
一度マラリアを撲滅した地域でもマラリア媒介蚊がいれば
再流行が起きる可能性はあります。
(2014年に代々木公園で70年ぶりに国内感染が発生したデング熱は、
北海道以外の全国に分布しているヒトスジシマカが媒介蚊でした。)
…という訳で、何度も言いますが、この漫画はフィクションです。
病気を媒介する蚊を繁殖させないようにしましょう…。
(初回公開日:2022年06月25日 )
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