JR西日本の赤字路線で道の駅巡りをするシリーズです。
日本のへそは兵庫県にあった!
へー、そーだったのか!!
…では、本編へどうぞ…。
※ 当ブログの旅行記で表示している地図画像は、
白地図専門店様が配布されている加工を許可された地図データを
適宜編集して使用しています。
地形以外の、正確さとセンスがない部分は当方の加筆です。
■ 加古川線について
加古川線は、兵庫県加古川市の加古川駅から丹波市の谷川駅に至る
山陽本線と福知山線を結ぶ路線です。
※ 大体の位置を表したものです。正確ではありません。
※ 隣を走る播但線が今回は出てこないのに描かれているのは、
この地図を次回の播但線旅行記で使いまわす予定だからです。
加古川線のうち、赤字区間は西脇市駅から谷川駅の間です。
この区間の沿線で歩いて行ける道の駅は、
道の駅「北はりまエコミュージアム」です。
■ 道の駅「北はりまエコミュージアム」
道の駅「北はりまエコミュージアム」の最寄り駅は
加古川線日本へそ公園駅で、駅から徒歩約25分です。
面白い駅名の由来は、また後程ご説明します。
いつもは道の駅の外観を撮影しているのですが、
忘れていたので道の駅までの途中にある案内表示の写真をどうぞ。
…何故この写真を撮ったのに道の駅の外観は撮り忘れたのか…。とりあえず、道が新しくてきれいで行きやすかったです。
道の駅では、名物の播州百日どりのとりめしと黒田庄和牛の牛めしで
迷った末、お腹に余裕があったので両方買いました。
他にも名物の巻き寿司もありました。
メディアで頻出の、巻き寿司を求めて行列のできる店が北播磨にありますが、
具の大きな巻き寿司は北播磨で昔から伝わる郷土料理だそうです。
その他にも高級先染め織物「播州織」製品や
地元農産物の加工品、地産地消のレストランなど、
豊富な名産品が楽しめる道の駅です。
■ 日本の中心で、愛を叫ぶ
駅に戻り、出発まで時間があったので駅周辺を散策します。
駅名の「日本へそ公園」は、
駅近くに東経135度・北緯35度の交差点「日本のへそ」があり、
その一帯が「日本へそ公園」として整備されていることから来ています。
道の駅に向かう途中の橋から見下げた位置にあったこのオブジェが交差点でしょうか。
駅に戻ってから近くに行ってみることにしました。駅から近い河川敷に公園はあります。
園内には、メルヘンの石もあります。
マムシがいてもメルヘン。
西脇市のサイトによると、この石の成り立ちについて、
芸術活動として世界各地の名所に杭を打ち込んでいる
ドイツ人芸術家ヘルムート・ベッテンハウゼン氏が
日本のへそでも杭を打ち込みますが、
ロマンを秘めた杭の台石を後に「メルヘン石」と命名したそうです。
日本の中心はさすがに見どころが多いな…などと考えていましたが、
帰宅してから調べてみたら、ここは「日本のへそ」ではなかったのです。
真の日本のへそは、ここから近い位置にある、遊具や科学館が整備された
間違いなくマムシは出ない公園施設内にあるそうです…。
私が日本へそ公園だと思い込んでいた河川敷の一帯は、
「大正のへそ」と呼ばれているそうで、大正時代に定められた日本の中心ですが、
後に最新技術で再計測されたのが現在の「日本のへそ」だそうです…。
下調べが杜撰過ぎるために日本のへそに立つ機会を逃してしまいました。
一応、大正の日本のへそにて「世界の中心で、愛をさけぶ」ならぬ
日本のへそでマムシを起こさない程度の小声で愛をつぶやくことはしました。
日本のへそ(旧)から見た景色…と思ったら、これも「大正のへそ」ではなく、
正式な大正のへそは別にありました…。
よく考えたら、案内表示がなかった…。
…ということで、私は新しい方も古い方も日本のへそには到達できませんでしたが、
旅行先として現状で行くことができる日本の最南端や最北端を目指す人は、
同時に日本の中心にも訪れてみてはいかがでしょうか。
先にご紹介した道の駅「北はりまエコミュージアム」では、
日本のへそ到達証明書を発行しています。
■ 加古川線の旅を終えて
加古川線の赤字区間の道の駅を訪れました。
今回ご紹介した日本へそ公園駅以外にも、
何やら深い由来がありそうな名前の神野駅と厄神駅、
間違って降りてしまいそうな、隣り合った滝野駅と滝駅など、
短いながらも気になる駅名が揃った加古川線であります。
次の旅行記は、隣を走る播但線の旅です。
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