【旅行記】「JR西日本赤字路線で道の駅巡り(11) 姫新線の旅」

 JR西日本の赤字路線で道の駅巡りをするシリーズです。

今回は姫新線の旅です。


播磨新宮駅に飾られていたかわいい埴輪たちです。



■ 姫新線について


今回は姫新線に乗って道の駅を巡ります。


姫新線は、兵庫県姫路市の姫路駅から岡山県新見市の新見駅の区間を運行しています。


前回の因美線と若桜鉄道前々回の播但線との位置関係はこんな感じです。


赤字区間は、播磨新宮駅から新見駅間です。

赤字区間沿線の歩いて行ける道の駅は、

播磨新宮駅からは「しんぐう」、

林野駅からは「彩菜茶屋」、

美作千代駅からは「久米の里」の三駅です。


■ 道の駅「しんぐう」


道の駅「しんぐう」は、兵庫県たつの市にあります。

播磨新宮駅から徒歩約16分です。


こちらでは地元の銘菓である「そうめん最中」を購入しました。


パッケージも、白くて細い縞模様で、そうめん感があります。

そうめんが練りこまれているわけではなく、最中の見た目がそうめんの束なのです。

なぜそうめんを模した最中かといいますと、

たつの市の特産品がそうめんだからです。


駅からすぐの場所にある、そーめんやっぱり揖保乃糸~♪と竪穴住居のコラボ。

駅を挟んで道の駅と反対側には、名前の由来となった揖保川も流れています。

たつの市は、しょうゆの名産地でもあります。

そうめんには欠かせない調味料も名産なんてよくできた話のようですが、

それだけ食料品の生産に適した豊かな土地ということなのでしょう。


播磨新宮駅にあった、墓石みたいで

尻を押し付けるのが憚られるこの椅子も、特産品を活かしたものだったりしますか。


調べてみると、兵庫県は石材として使用される花崗岩の産地だったようです。

墓石などに使われる御影石は、旧兵庫県武庫郡御影町(現在は神戸市東灘区)で採れた

花崗岩を、御影石と呼んでいたことが名前の由来だそうです。


御影石は、墓石以外にも外壁にも使用されているので、腰を下ろしてもいいのです。

後ろにある合成樹脂製の椅子よりも丈夫そうだし、夏場は涼しそうです。


駅近くには遺跡もあり、復元した弥生時代の竪穴住居が展示されています。


特産品も見どころもある播磨新宮駅でした。


■ 道の駅「彩菜茶屋」


岡山県美作市にある「彩菜茶屋」は、

JR姫新線林野駅から徒歩約6分と駅近です。


逆光を自動補正する機能付きのカメラが欲しい。


農産物や加工品が豊富に出品されていて、

観光客だけではなく地元の人も日常的に利用できる道の駅です。


こちらの道の駅では、特産品のもち麦を購入しました。


特産品なので色々な種類のもち麦が売られていましたが、

ゆるキャラと目があったのでこれに決めました。


美作市はもち麦を推しているようで、こんな冊子も発行していました。


ご飯に混ぜて炊く以外にも、おかずからスイーツまで、

もち麦は使い勝手がいい食品なのだと分かります。

ゆるキャラのもち麦ファミリーのイラスト多めで見ているだけで楽しいレシピ集です。


実はこの道の駅は、大阪の箕面市に「彩菜みまさか」という支店があります。

道の駅に二号店がある、しかも県外になんて珍しいですね。

そちらも電車(大阪モノレール)で行けるようです。



■ 道の駅「久米の里」


岡山県津山市にある「久米の里」は、美作千代駅から徒歩約24分の距離にあります。


近くにはフェアフィールド・バイ・マリオット道の駅ホテル岡山津山があります。

ということは、道の駅のレストランや売店での軽食など、

食に期待が持てるということです。

フェアフィールド・バイ・マリオット道の駅ホテルは、ホテル内にレストランを設けず、

道の駅で購入した食材を楽しむための簡易キッチンが用意されており、

道の駅での食文化を満喫できる仕組みとなっています。


道の駅の看板です。


梅の花咲く、とあるのに咲いている写真がないです。

多めの文字とか、余白の使い方とか、画像に頼らないところとか、

色々と斬新な看板です。


こちらの道の駅の食堂で、津山ホルモンうどんをいただきました。


ホルモンは県内産、具材は地元産にこだわった、地産地消の名物グルメです。

津山市出身の漫才コンビウエストランドが、地元を題材にした漫才で、

俺が子供のころにはホルモンうどんなんてなかった、観光のために作ったんだ、などと

ネタにしていましたが…愛あるイジリでしょう。

今では食べ歩きマップも作られ、町おこしに役立っています。


もう一つの名物は、巨大なガンダムです。


このモビルスーツは、設定の三分の一スケールだそうです。

それでも隣の乗用車と比較するとかなりの大きさです。

この大きさのものを、地元の技術者さんが趣味で

たった一人で作り上げたというのもすごいですね。

中に人が入れる設計にしているそうで、夢があります。


帰りに味のある美作千代駅を撮影しようと思っていたら、

突然の大雪に見舞われました。


レトロな外観と赤い丸ポストが絵になるので、

天気が良いときに撮影したかったな…。

ガンダムはこの雪に耐えられるのか…と思いましたが、

そういえばもともと格納庫の中にありました。

…宇宙で戦えるモビルスーツだから雪ぐらい何でもないか…。


雪で電車が止まらないか心配でしたが、姫新線は時間通りに到着してくれました。


■ 最後に


姫新線沿線の道の駅を旅しました。


二つの県をまたぐローカル鉄道でしたが、

県が変わると名物や特産品もガラッと変わるのが楽しいです。


地図を見て分かるとおり、多くの路線と接続しているので、

姫新線が廃線になると電車移動が不便になるのでは?と思うので、

地元の方も旅行者も、積極的に利用して応援しましょう。


次の芸備線の旅でもお世話になる新見駅。

【PR】